2025年の大阪・関西万博に向けて登場した記念ナンバープレート、街中で見かけることが増えてきました。カラフルで個性的なデザインは一目で特別な存在感を放ち、クルマ好きだけでなく一般のドライバーからも注目を集めています。
実はこのナンバープレート、誰でも申請が可能です。
ただし、申し込みには期限があります。取得できるのは2025年12月26日までと明記されており、これは万博終了直前の日程。タイミングを逃すと、もう二度と手に入りません。
万博ナンバーの魅力とは?
2025年万博記念の特別ナンバープレートは、デザイン性と記念価値を両立。限定カラーや地域貢献も注目ポイント。
万博開催の意義と背景
大阪市・夢洲(ゆめしま)で開かれる「2025年日本国際博覧会」は、“いのち輝く未来社会のデザイン”をテーマに掲げた国際的なビッグイベントです。
150か国以上の参加が予定されており、未来社会を支えるテクノロジーや福祉の最先端が集まります。
デザインに込められた想い
万博記念ナンバープレートには、公式キャラクター「ミャクミャク」が描かれ、背景には色鮮やかなグラデーションが施されています。軽自動車でも白地プレートが選べる点も大きな魅力のひとつ。
さらに、寄付金(1,000円以上)を支払うことで、フルカラーの図柄入りを選べる仕組みもあり、地域社会への貢献と記念性を両立させたユニークな制度となっています。
申請方法と必要なステップ
手続きは3通りから選べて簡単。必要書類や申請時の注意点を詳しく解説し、スムーズな取得をサポートします。
取得方法は選べる3通り+補足ポイント
万博ナンバープレートを取得する方法は主に3つあります。それぞれのメリットや利用シーンを理解したうえで、自分に合った方法を選びましょう。
- ディーラーや整備工場に代行依頼
車を購入した店舗や整備を依頼している工場で手続きを代行してもらう方法です。書類の準備から申請、受け取りまでワンストップで対応してもらえるため、忙しい人や初めての方には特におすすめです。 - 自分で陸運局へ行って申請
申請費用を最小限に抑えたい方は、自力で最寄りの運輸支局や軽自動車検査協会へ出向いて手続きをすることも可能です。自分で申請することで手続きの流れを把握できるという利点もあります。 - インターネット経由で手続き
専用サイトから申請書類をダウンロードし、郵送または持参することで申し込む方法です。スマートフォンやパソコンが使えれば誰でもアクセス可能で、空き時間を利用して準備ができるのが魅力です。
オンラインなら必要書類を事前に確認・準備できるため、窓口での待ち時間を減らすことにもつながります。特に混雑する時期にはオンライン申請が効率的です。

ネットでできるなら、わざわざ陸運局まで行かなくても済みそうですね。

うん、ただし郵送の場合は配達日数も見込んで早めに出すのがポイントだよ。
用意するもの一覧とその解説
- 車検証:車両情報を証明する重要書類。最新の内容であることを確認しましょう。
- 本人確認書類:運転免許証やマイナンバーカードなど、有効な身分証明書が必要です。
- 申請書類:専用フォーマットがあるため、インターネットからダウンロードするか、窓口で受け取ります。
- 印鑑:認印でも可ですが、シャチハタは避けた方が無難です。
希望ナンバーを選びたい場合は、別途「希望番号予約申し込み」が必要となり、人気番号は抽選対象になります。抽選結果によっては再度申し込みが必要な場合もあります。
また、既存のナンバープレートは必ず返却する必要があります。新しいプレートを取り付ける際には古いものを外し、返却証明を受ける流れが基本です。交換作業が車検や旅行と重ならないように、スケジュールをしっかりと立てておくと安心です。
気になる費用と寄付金の仕組み
交付手数料や寄付金の目安、寄付が活用される具体的な内容まで、費用面の情報を分かりやすくまとめました。
基本的な交付手数料
ナンバープレートの交付手数料は、登録地域や車の種類、さらには選択するプレートの仕様によって異なります。
目安としては7,000円〜10,000円前後とされており、通常の白黒プレートであれば比較的安価に済みます。ただし、デザイン性の高い図柄入りプレートを選んだ場合には、この費用に加えて追加料金が発生するケースがあります。
また、手続きの方法によっても費用に変動が出る可能性があります。たとえば、業者に手続きを代行してもらう場合には、その代行手数料が別途必要になることもあるため、事前に確認しておくと安心です。オンライン申し込みに対応している地域であれば、比較的費用を抑えられる場合もあります。
寄付金の使い道
図柄入りナンバープレートの中でもカラー版を希望する場合には、1,000円以上の寄付金が必要になります。
この寄付金は単なる追加料金ではなく、地域社会のインフラ整備や交通施策への貢献として活用される仕組みになっています。
具体的な活用例としては、道路の補修や安全性向上のための改修、バス停の新設・整備、観光案内板の設置といった施策が挙げられます。こうした取り組みは地域の利便性向上だけでなく、訪問者へのおもてなしにもつながっており、寄付を通じて未来の街づくりに参加できることも魅力のひとつです。
地域によっては寄付金の活用報告が公開されていることもあり、自分の寄付がどのように使われたのかを知ることができるのも嬉しいポイントです。

寄付って聞くとちょっとためらっちゃうけど、地域のためになるならいいかもですね。

そうそう、自己満足じゃなくて、ちゃんと役立ってるって思えるから人気なんだよ。
口コミから見る評価と実際の声
SNSやブログでは、「子どもが喜んだ」「話題になって面白い」「地域に貢献できるのがうれしい」といった声が多数。とくにファミリー層やシニア層に人気で、話題性も高いようです。
デザインについても、「ミャクミャクが可愛い」「目立ってすぐに気づかれる」と評判で、特別感を味わえるナンバープレートとして好意的に受け止められています。
注意しておきたい落とし穴
取得時のスケジュールや地域制限、中古車の注意点など、見落としがちなポイントを丁寧にフォローします。
取得タイミングとスケジュール管理
ナンバープレートの交付には、通常であれば申請からおよそ1週間から10日程度かかります。ただし、これはあくまで目安であり、時期や地域によってはさらに日数が延びる可能性もあります。特に年末年始や万博開催が近づくにつれて申請が集中する時期には、手続きが通常よりも遅れることがあります。
そのため、旅行や車検といった車両を使う予定がある場合は、スケジュールに十分な余裕を持たせたうえで申請することが重要です。可能であれば、車検のタイミングに合わせて手続きを済ませておくと効率的です。
また、希望ナンバーの設定を希望する方は、特に注意が必要です。人気のある数字、たとえば「1」や「7」、「888」などは抽選になることが多く、当選しないと希望の番号を取得できません。複数回の抽選を見越して早めに動くのが得策です。希望番号が抽選で外れた場合に備え、第2希望や別の候補を用意しておくと安心です。

希望ナンバーって、そんなに人気なんですね。すぐに取れないこともあるんですか?

そうだよ。特に縁起がいいとされる番号やシンプルな数字はすぐに埋まることが多いから、計画的に申し込むのが大事なんだ。
中古車ユーザーの注意点
中古車に万博ナンバーをつけたい場合には、いくつかの制約があるため注意が必要です。まず前提として、この記念ナンバープレートは大阪府に登録されている車両にしか交付されません。たとえ一時的に大阪に滞在していたとしても、登録住所が大阪でなければ申請できません。
また、住民票の移動や車両の名義変更が未完了の場合も、申請そのものが受け付けられないことがあります。したがって、中古車を購入してこれから登録しようと考えている方は、購入前に車両の登録住所や手続きの流れを確認しておくことが非常に重要です。
さらに、インターネットや他府県の中古車販売店で車を購入する場合には、ナンバープレートの条件や取り付け可否を事前に問い合わせておくとトラブルを避けられます。希望ナンバーがある場合は、在庫状況の確認も忘れずに行っておきましょう。

中古車でも申し込めるのかと思ったら、場所が関係あるんですね…

そうなんだ。だから住所が大阪にあることをちゃんと確認してからにしないと、手続きが無駄になっちゃう。
期限とその後に起こること
万博プレートの申し込み期限は2025年12月26日まで。これは万博閉幕にあわせて終了するスケジュールです。
それ以降の延長や再発行の予定は一切なく、まさに「今だけ」の限定アイテム。コレクション目的で取得する人も出ており、将来的には市場価値が出る可能性も。
さいごに
大阪・関西万博ナンバープレートは、見た目のインパクトと記念価値、そして社会貢献の三拍子がそろった限定アイテムです。
迷っている方は、申請期限前に一度検討してみてはいかがでしょうか?