「結婚式したらお金がすっからかん」。これ、気のせいじゃなく、現実によくあることなんです。結婚式は一生の事ですが、後の生活も絶対に続くので、そこを見誤ると大変ですよね。
この記事では、結婚式後の貯金ゼロ問題に立ち向かうための解決策を「5つの方法」としてご紹介します。貯金がなくても結婚式を楽しむためのヒントもたっぷりですので、今、このタイミングで読んでみてくださいね。
結婚式後の貯金ゼロ問題とは?
貯金を使い果たしての結婚式は、後の生活に影響を与えることも。ここでは、貯金がなくなる要因やその影響について考えます。
結婚式費用の実態
日本の結婚式は、中間平均で300万円前後。これはあくまで平均であり、都市部や有名会場で挙式をする場合には、500万円以上かかることもあります。
ドレスやヘアメイク、プレゼントやフォト、そして当日のケータリング、演出費用、会場装花など、ひとつひとつが高額なうえに、オプションが積み上がることで気づけば予算オーバーに。
見積もりに含まれない「当日急遽必要になる費用」もあるため、想定外の出費も覚悟が必要です。
貯金がなくなる理由
「ここでしかできない」と決断を重ねると、ついたくさんの費用を込めてしまいがち。招待人数を増やしたり、引き出物のランクを上げたり、写真を追加したりと、演出やおもてなしにこだわるほどコストは膨らみます。
しかも最初の見積もり段階では把握しきれなかった項目があとから追加され、「気がついた頃には貯金が底をついていた」というケースも少なくありません。
自己負担を減らすには、見積もりの段階からしっかり確認し、不要なものはカットしていく判断力が求められます。
結婚後に必要なお金の見積もり
新生活は思ったよりもお金がかかります。家具、家電、移動費、新婚旅行、そして事前に見落としていた税金。加えて、転居先の初期費用(敷金・礼金・引越し代)や家電の買い替え、思わぬ修理代など、まとまった出費が重なりがち。さらに妊娠・出産・保険・教育費といった将来的な支出も視野に入れる必要があります。結婚式が終わった後、「やっと貯金をはじめよう」と思っても、すでに赤字になっていたら計画が立てづらくなります。
貯金ゼロを防ぐ5つの方法
このセクションでは、お金を使い果たしてしまわないための実践的な手続きをご紹介します。事前の準備と知識が、結婚式後の生活の明暗を分ける鍵となります。
予算をしっかり立てる
必ず、結婚式の前に総額の予算を立てましょう。給与、貯金、家族からの援助、そして可能な節約額を含めて計算し、税金や費用増加のマージンも見込んでおくのがポイントです。また、予算をカテゴリーごとに細かく分けて管理することで、どの部分に無駄があるのかを見直しやすくなります。できればスプレッドシートや家計簿アプリを活用し、視覚的に把握できるようにしましょう。
ご祝儀や援助の活用法
ご祝儀は標準で30万円前後。これを有効に貯金として使うには、当日の受付を自分で経理する、あらかじめ一部を給料として管理するなどの工夫が必要です。援助をいただいた場合は、その分をあらかじめ「貯金」や「生活資金」などの用途に振り分けておくと無駄遣いを防げます。感謝の気持ちを忘れずに、援助へのお礼も計画に入れておくと好印象です。

ご祝儀って、ただ得られるお金として気が精神的にもらなくていいんですよね?

不用にするより、まず貯金に回すほうが前向きだよ。実際、結婚式後にまとまったお金を残してる人って、ほとんどご祝儀をきちんと管理してるんだよね。
ローンやカードローンの賢い使い方
結婚式のためのローンは、要件をしっかり確認し、返済の規則も読んでおくのが大切です。プランニングなしで使い始めるのは危険。ここでも予算がキーになります。金利の低いブライダルローンを選ぶ、返済期間を短くして総支払額を抑える、繰り上げ返済の可否をチェックするなど、細かな比較が後の差になります。夫婦で返済シミュレーションを行い、共通認識を持っておきましょう。
賢い費用の分担方法
両方の家族の支援がある場合は、明確に分担を設定しておくことで請求もスムーズに。あとでのトラブルを防げます。親族の顔を立てるためにも、誰がどの部分を負担するかを文書化しておくと安心です。新郎新婦間でも「衣装代は折半、演出は自由に任せる」など、ルールを事前に決めておくことで不満が残りにくくなります。
口コミや実例から学ぶ
他の人の成功例や失敗例は最高の教科書。SNSやブログで、リアルな声を探して、自分たちの計画の参考にしましょう。YouTubeなどでの体験談動画も豊富にあり、特に「こうして節約した」「これは無駄だった」という具体的な話は非常に参考になります。自分たちに近い立場の人の事例を選んで、等身大でプランを練ると現実的です。
結婚式後の生活を見直す
貯金を起点として、結婚後の生活を体系立てにとらえ直すことは必要です。
新生活における貯金計画
先の事を考えて、彼氏、彼女との貯金相談をすることはとても大切な仕事。最初は少額でも、毎月の貯金額を決めて習慣化していくことが続けるコツです。
必要な資金の精査方法
次に何が買われるのか、請求されるのかを先に見積もっておくことで、無駄な出費や焦りを回避できます。シートやアプリで一覧化するのも有効です。
結婚後の生活費を見積もる
家賃・光熱費・食費・通信費など、月々の固定費をもとに、年間でどれくらいかかるかを逆算してみましょう。思ったより大きな額になるかもしれません。

夫婦でスマホ代2万円超えてるってよく聞きますね…。

サブスク見直しや格安SIMも一つの手だね。
結婚式で気を付けるべきトラブル
トラブル回避も、予算管理の一環。よくある失敗を知っておくことで、防げることもあります。
よくある費用負担のトラブル
どちらの親がどれだけ出すのか、食事代や引き出物の金額差など、事前に共有しておかないと不公平感からトラブルになりがちです。特に、新郎側と新婦側で人数や地域差がある場合は、招待客の交通費や宿泊費の負担なども複雑になります。親族の関係性に影響するケースもあり、話し合いを避けると後で感情的な問題にも発展しかねません。見積もり段階で費用分担表を作っておくと、お互い納得しやすくなります。
前払いと後払いの違い
結婚式は多くが前払い。後払いだと思っていたら大金を急に求められたというケースも。契約前に必ず支払スケジュールを確認しましょう。たとえば、式場によっては予約金・中間金・最終金と3回に分けて支払う場合もあります。支払い方法が現金のみだったり、クレジットカード非対応のケースもあるため、資金準備と同時に支払方法の確認も必須です。見積もりに「いつまでにいくら必要か」が明記されているかもチェックしましょう。
契約時の注意事項
見積もりと請求の内容が違うというトラブルも少なくありません。契約書は細部までチェックし、分からない項目は遠慮せず質問を。たとえば「お色直しの追加衣装が別料金だった」「装花のランクアップが反映されていなかった」など、細かいオプションが追加されて請求金額が上がることがあります。特に、サービス料や消費税が別計算になっている場合は注意が必要です。不明点があればその場で確認し、書面に残しておくことで後々の言った言わないトラブルを防げます。
まとめ: 結婚式後に貯金ゼロにならないために
結婚式は特別な日。でも、それは通過点。大切なのは、ふたりのこれからの暮らしです。
まず、しっかりと予算を立て、無理のないプランで準備を進めること。そして、ご祝儀や援助、ローンなどを「賢く」使い、使途を見える化しておくことがポイントです。
結婚後の生活を見据えたお金の使い方を意識することで、貯金ゼロの不安は減らせます。この記事で紹介した5つの方法を参考に、ふたりで未来の生活を守る準備を始めましょう。
