「1キロって何マイル?」と聞かれたとき、すぐに答えられますか?
日本ではキロメートル(km)が当たり前に使われていますが、アメリカやイギリスではマイル(mile)が主流。フィットネスアプリや海外旅行先でマイル表示を見て戸惑う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、1キロが何マイルかをはじめ、両者の単位の違いや換算方法、さらに実生活での活用例まで、わかりやすく解説していきます。
知っておくと、海外旅行や国際的なスポーツ観戦などでも便利です!そしてこの記事を読めば、距離に関する単位の感覚をマイルでも理解できるようになり、英語表現のニュアンスまで感じ取れるようになるかもしれません。
キロとマイル、そもそも何が違う?
キロメートル(km)はメートル法の一部で、1kmは1,000メートル。フランス発祥のこの単位は、19世紀以降、世界中の多くの国で採用されるようになりました。日本を含むアジアやヨーロッパ諸国では、学校教育や日常生活の中でも当然のように使われています。
一方、マイルはヤード・ポンド法に基づく距離の単位で、1マイルは正確に1,609.344メートル。古代ローマの距離単位「ミリア・パッスム(千歩)」が語源とされており、イギリスを中心に発展しました。現在ではアメリカ、イギリス、カナダの一部地域などで使われています。1マイルというと数字上は「1」と単純に見えますが、その実際の距離はキロで表すと約1.6倍も長く、体感的にも大きな差があります。
1マイル=約1,609.344m

え、1マイルって1.6キロ以上もあるんですか?ずいぶん違いますね。

そうなんだよ。だからマイル表示の地図を見て「近い」と思って歩き出すと、意外と遠くて後悔することも。特にアメリカの都市部なんかは、1マイル歩くとそれなりに汗をかくんだよね。
換算の基本:1キロは何マイル?
1キロメートルは約0.621マイル。計算方法はとてもシンプルで、以下の式を覚えておけば十分です。
- 1km × 0.621 = マイル
- マイル × 1.609 = km
例えば、5kmのジョギングコースは約3.11マイル。逆に、1マイル走ると約1.6kmです。
この換算方法を覚えておくことで、海外旅行中の徒歩距離やランニングの距離感もつかみやすくなります。特にフィットネスアプリを使っている方や、海外のスポーツ番組をよく見る方にとっては、役立つこと間違いなしです。
また、暗算で大まかに計算したいときは「1km=0.6マイル弱」「1マイル=1.6kmちょっと」とざっくり覚えておくと便利です。
距離感をつかむ!マイルとキロの早見表
- 1km ≈ 0.621マイル
- 3km ≈ 1.86マイル
- 5km ≈ 3.11マイル
- 10km ≈ 6.21マイル
- 21.0975km(ハーフマラソン) ≈ 13.1マイル
- 42.195km(フルマラソン) ≈ 26.2マイル
- 100km ≈ 62.1マイル
スポーツの距離換算ではこの早見表が重宝します。特に海外マラソン大会や観光での徒歩距離の確認に便利です。日本では5kmランが定番ですが、アメリカでは「3マイルラン」などと表現されることが多く、数値の感覚を持っていないと「短そう」と錯覚してしまうこともあります。

フルマラソンって26.2マイルなんですね。数字だけ見るとそこまで長く感じないかも……。

そうそう。でも実際には42キロ以上あるからね。マイル表記に慣れてないと誤解しやすいんだよ。
マイル表示が活躍する場面とは?
旅行・ドライブで
アメリカでは「Speed Limit 65mph」といった道路標識がよく見られます。これは時速105kmほどに相当します。スピードメーターも「mph(マイル毎時)」表示が主流なので、感覚的に慣れておくと安全運転にもつながります。
また、道案内でも「その店は3マイル先にあるよ」などと言われることがあります。3マイルは約4.8km。徒歩では30〜40分かかる距離なので、タクシーを使うかどうかの判断材料にもなります。
海外アプリやフィットネスで
海外製のランニングアプリではマイル表示が基本。3マイル走ったと表示されたら、「約4.8km」だとすぐにイメージできるようにしておくと安心です。トレッドミル(ランニングマシン)も同様にマイル表示になっていることが多く、スピード設定も「mph」で表示される場合があります。
航空マイレージや地図アプリでも
「東京〜ニューヨーク間は約6,740マイル」など、航空マイルも基本はマイル単位です。英語の地図アプリも「mi(mile)」で距離が表示されるため、換算感覚があると行動がスムーズです。
Google Mapsなどでも英語設定にすると、距離がマイルで表示されるようになるので注意が必要です。
意外と奥深い「マイル」の文化背景
距離だけじゃない、英語表現にも
「go the extra mile(ひと踏ん張りする)」「miles apart(全く異なる)」など、マイルは英語の中で比喩的にもよく登場します。
単なる距離の単位ではなく、努力の象徴や心理的距離を表す言葉としても機能しているのです。英語学習をしている人にとっても、こうした表現を知っておくと語彙の幅が広がります。
単位の構造:フィート、ヤードとの関係
1マイルは1,760ヤード、1ヤードは3フィート、1フィートは12インチと、段階的に細かい単位で構成されています。
こうした体系は慣れないと複雑に思えるかもしれませんが、アメリカでは建築や不動産、スポーツなど様々な分野で日常的に使われています。

ヤードとかフィートって、ややこしいですね……。

慣れると意外と便利なんだよ。特にアメリカでは家具の寸法もフィート表示だったりするから。買い物のときには知っておいたほうがいいよ。
まとめ:マイル換算を生活に活かそう!
1キロ=0.621マイル。この基本さえ押さえておけば、旅行、運動、ビジネス、あらゆる場面で役立ちます。
特に英語圏を訪れる予定がある方や、グローバルな環境で働く方にとっては、単なる雑学ではなく実用的な知識となるはずです。
マイルを使った英語表現や距離感を身につけることで、国際感覚がぐっと身近になり、海外でも自信を持って行動できるようになります。ぜひこの機会に、マイルとキロの換算を習得し、日常生活に役立ててください。